夜中11:00、突然鳴り響く電話の音。
何事かと思い受話器をとると、「ピーー、ピーー」
というFAX送信音、FAX受信ボタンを押すと、
ガタガタと出てきたものは、
『高価買取いたします。今がお得キャンペーン』と
キャッチに書かれたFAXDMです。
想像してください。夜中の11:00に起こされて、
そんなFAXを受信したらどうでしょう?
間違いなく翌日クレームの電話です。
「そんな時間に送信するから悪い」と誰もが思いますが、
昼間でも鬱陶しい時間というのはあります。
また、電話と兼用でFAXを使っている家庭、
小さな個人のお店はどうでしょう?
あるいは夜勤の仕事で、昼間に寝ているかもしれません。
会社関係であれば、ある程度問題のない時間帯はわかりますが、
職種によっては時間によって都合の善し悪しがあることを忘れずにいてください。
考えたからといって、すべてわかるわけではありません。
当然100%ベストなタイミングで送信できるなんてことはありません。
まして、こちらは飛び込みのセールスと同じです。
受信者にとっては「余計なFAX」でしかないのです。
FAXDMを送信する方に、「これだけのものを送ったのだから反応があるはずだ」
という思い込みや幻想があるのです。
まず、その幻想は捨ててください。
お客様は知らないところから送られてきた
FAXなんてただのゴミとしか見ません。
しかも受信者側の用紙を無駄にすることになります。
ですので、どうやって信用してもらうか、
惹きつけるだけの魅力をA4用紙1 枚でどう表現するかに全てがかかっています。
自分が時間をかけてつくったFAXです。
素晴らしいものに見えるでしょうが、現実はそうではないことを
まず知ってください。FAXを送ることは、相手にとっては予定外のことです。
温かく迎えてくれ、「素敵なFAXが来た。検討しよう」
なんてことはないと考えてください。
そう考えて初めて、「見てもらうには、読んでもらうには・・・」
と考え始め、反応の取れるFAXDMに近づくことができるのです。
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